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自作のAMラジオ

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東北大震災以来、ラジオの重要さを今一度知ることになった。そこで十数年前、東京に住んでいた頃に自作したAMラジオを押し入れからひっぱり出してきた。ICを2個使ったスーパーヘテロダイン方式のAMラジオ。いい加減に作ったので、とても感度が悪い。窓の脇に置かないと受信できないほどのダメダメラジオだということに気づいた。当時は電波の強い場所だったのでいい加減に作ってもよく聞こえていたのだ。しかし、この田舎に移ってからは送信所から離れているため感度不足。部品を追加したり調整を行ったり、バージョンアップにトライしてみる。

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ラジオの内部。ラジオ専用ICの東芝製「TA7640AP」を使っている。年代物の古いICだ。バーアンテナ、2連バリコン、局部発振コイル、中間波コイル×2、抵抗、コンデンサなど少々のパーツをくっつけてやると立派なスーパー式ラジオになる。ただし、それだけだとイヤホンを鳴らすほどの小さな音量しかないので、アンプICを追加してスピーカーを鳴らしている。

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今回ニカド電池を内蔵して充電式にした。写真はそのニカド電池。秋月電子通商で買った記憶がある。もう十数年が経過しているので、使えないかと思ったけど、テストしてみたら使えることが分かった。ただしリード線が腐食していて使えなくなっていたためシュリンクを破いて新しいリード線と取り替えた。充電器はラジコン用のものを使用してる。電流と充電時間を管理できるもの。100mA前後で40分充電すると、6時間くらいは聞ける。失敗談として250mAで20分ほど充電したら、ものすごく熱を持って破裂しそうになった。充電時の電流は注意が必要。また、太陽電池をつないでテストをしてみた。晴れた日に3時間程度充電すると一晩中聞ける。これは実用的でいい。太陽電池なら、わずかだが電気代もかからない。自然に優しい経済的なラジオに変身しそうだ。

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ケースを閉じるとなんだか発振気味。電波を受信すると「ブー」と鳴る。スピーカーのラインが回り込んでいるようだ。ここはラインをシールド線に取り替えることで解決。

放送局を受信するとLEDが点灯する機能がある。このLEDを当初の赤色から青色に変えた。市販のラジオに例がないので、なんだか斬新。

2連バリコンに調整用のトリマーコンデンサがなかったので、適当なトリマーコンデンサを追加してみた。すると感度がグーンとアップした。窓際に持って行かなくても部屋の真ん中で聞けるようになった。これで主要な目的は達成できた。

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まだ問題点はある。問題点とは、周波数1300kHz以上が受信できないのだ。局部発振コイルが低い周波数に設定されているため(コアは目一杯高い周波数の位置にある)、またはバリコンの片側(局部発振側)の容量が大きすぎるためと思っている。手作りなので、そんな曖昧さが残ってもいいかも。写真は周波数カウンターを使って調整中の様子。このカウンターは秋月のキットを使った自作もの。局部発振コイルの足につないで、「受信周波数+455kHz(中間波周波数)」が表示されればOK。ただ中間波周波数は350kHzとか、けっこういい加減でもちゃんと鳴っていた。

余談だけど、この記事を書いている昨日、小さなポケットラジオが欲しくなってネットで注文したんだ。ソニーの「山ラジオ」。機能とデザインにひかれた。衝動買いなんだけどね。単4電池1本で鳴るし、専用ケースがついてくる。ただし物がなくて、届くまで2ヶ月くらい待たなければならないようだ。あ、知ってた?震災以来、ラジオが品薄状態なんだ。それだけラジオの価値が高くなったということかね。

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